研削研磨に関わる情報・現場の声をお届けします📡

切れ続ける固定砥粒 ラップ加工で効率重視

ラップ工程を固定砥粒に変えて、レートの管理やスラリーの管理から卒業しませんか?

遊離砥粒または砂と呼ばれるラップ材をなくすことができれば、面倒な管理から解放されるのはもちろん、ラップ材置き場もいらなくなり、スペースの有効活用もできます。

 

~ブリエムール~

これこそが、ラップ工程で品質と環境を改善する「固定砥粒工具」です

 

ラップ工程と言いましたが、ここでいうラップ工程とは何でしょうか?

それぞれの工程は次の通りです。

 

1次ラップ~L-1~

インゴットなどをスライスした1枚のワークをウエハと呼びます。
スライスしただけの表面は「ガタガタ」の状態で、まずは素早く削りとり
ある程度の厚みとフラットな面を仕上げる必要がある。

要求されるのは、研削力と平行度・平面度

とは言えできるだけ細かい表面粗さが求められる。

2次ラップ~L-2~

2次ラップは、酸化セリウムや酸化ジルコニウムなどによる
研磨の直前の工程として位置する。

2次ラップの目的は研磨で仕上げるため、研磨時間の短縮のために
どれだけ細かく仕上げるか、ワーク形状をきれいに仕上げるかなどが
求められる

 

ブリエムール(固定砥粒ラップ)は
この2つのラップ工程の中でも1次ラップと言われる、
研削(研磨)力と加工精度が求められる工程を得意としています。

 

特に固いものが得意です

 

◇研削(研磨)力 ~いかに早く、そして高精度に仕上げるか~◇

いかに早く…そんなことを言われても、どれくらいのスピードで加工ができればいいのでしょうか?そして、どんなものが加工できるのでしょうか?

まずはブリエムールの数ある実績の一部をご紹介いたします。
~両面ラップ加工実績~

サファイア(R面):Rate70~100μm/min
石英       :Rate30μm/min

 

お客様と機密保持契約により多くの実績を語ることができませんが、ブリエムールは1社1様お客様に特化した商品を提供しています。

言い換えると、同じ商品を別のお客様に販売しておりません。

加工精度や加工レートの情報は、加工現場にとって公表できないノウハウの一つとされています。そのため細かい加工データをここでお話しすることができませんが、一つだけ今お伝えしたいことがあります。

 

遊離砥粒によるラップ加工より低いレート、または品質が低下するような提案は致しません

 

当たり前のことですが、重要なことです。
加工レート、品質、これを改善する、お客様専用のノウハウを提供します。
それだけではございません。

ブリエムールはマグネット着脱方式を採用しているため、

 

定盤の交換が不要
工具の交換がかんたん(交換のみなら16Bサイズで10分ほど)

軽量設計で女性でも交換ができる

 

さらに、固定砥粒加工ではこんなメリットが得られます。

 

一定の加工レートを維持できるため、定寸制御で目的厚みにびしっと仕上がる
遊離砥粒を使わないため、ワークの洗浄工程の削減が可能

機械洗浄も水だけで5分もあればOK

 

そして、こんな使い方もできます。

 

上下に違う番手を設置して、粗さと形状をコントロール

 

こんなことができるのは、固定砥粒ならでは方法です。
固定砥粒は難しい、怖いといったイメージを持たれていることもありますが、それは古い情報です。

ご購入いただいたお客様の声をご紹介いたします。

お客様の声 ~一部抜粋~

・ワークのそりも大きく、DP間の隙間が気になりましたが、やってみたら不安が吹き飛び
ました。加工精度も、バッチ間ばらつきも想像以上で、もっと早く知りたかったです。

・一番助かったのは、定盤修正しないで済むところです。
今までは1バッチごとに修正してましたが、かなり面倒だと思ってたので
定盤修正しなくて済むだけでもかなりのメリットになっています。

・テスト加工から、詳細な加工結果と報告書を出してもらえたので、社内プレゼンにも
役立ちました。いろいろな素材を加工しているからこそだと思いますが、現状と
比べて、的確なアドバイスをいただけたので、大変感謝しています。
こちらの生産の都合で採用に至りませんでしたが、次の機会には必ず使いたいです。

・片面機から、両面機までいろいろなテストをしていただきありがとうございます。
まさか、キャリアの調整だけであれだけ効果が変わると思いませんでした。
今では固定砥粒加工が当たり前となり、遊離砥粒に戻りたいとは思いません。

・一番助かったのは導入後のフォローです。
初めて導入するので、使い方に不安がありましたが○○(担当者名)様が
すぐに来て、不明点や使うポイントを教えてくれたので、
とてもスムーズに使うことができました。ありがとうございます。

 

ほんの一部ではありますが、固定砥粒に対する不安が払しょくされたこと、テスト加工をやったことで、懸念している問題が解消されたことに喜んでいただいております。

 

キャリアの調整というお話も出ていますね。

 

これはワークサイズ、形状など各社様々な中で問題解決をしてきたからこそ分かるノウハウとなります。ワークを仕上げるのは工具だけではありません。

使うキャリア、ワークの配置、加工条件、どれも欠かせないノウハウです。

 

お客様の問題点をしっかりと把握し、加工条件や粗さや厚みの要求値などをクリアするために、熟練スタッフがあらゆる情報の中から絞り出した、最適な方法後ご提案いたします。

 

固定砥粒は試して初めて効果がわかる

固定砥粒化を検討している。
どんな結果が得られるか試してみたい。
そうはいっても遊離砥粒じゃないとできないでしょ!!

 

どんな理由でも構いません。
固定砥粒に興味を持っている今がチャンスです。

まずは、お問い合わせください。

 

折り返し、技術担当者から

どんなワークを加工したいのか、どんな精度で仕上げたいのか?

などについて確認のご連絡をさせていただきます。
再来年の導入に向けたテストでもぜひご相談ください。