【定盤計測ストレートゲージ】
定期的に定盤精度を管理することで、定盤精度悪化による加工レートの低下や
ワークのキズ等のトラブルを未然に防ぐことができます。
ロングタイプ・ショートタイプの2種類があり、それぞれ役割が異なります。
ロングタイプ ・・・・定盤全体の形状を計測
ショートタイプ・・・・帯幅(定盤幅)の形状を計測
特殊な設備が必要なく、工具の上に載せるだけで簡単に計測できますので、
作業が苦にならず日々の作業の一環としてご使用頂けます。
それぞれの特長としては、
・ロングタイプ
⇒ダイヤルゲージの位置が定盤の各所を網羅しており、定盤全体の形状把握が可能
・ショートタイプ
⇒ロングタイプのように全体の形状は把握できないが、
加工物の仕上がり精度大きく影響する帯幅の形状把握が可能
計測した値を以下のように書き起こすことで、
定盤がどのような形状になっているか具体的にイメージすることができます。
■ロングタイプストレートゲージ
■ショートタイプストレートゲージ
上記測定により定盤形状を把握することで、キャリアの自転速度や回転方向によって
修正ができるのか、もしくはツルーイング作業が必要か判断することができます。
精度を計測したところ精度悪化が見られないのに、ワークの平行度が悪化したり
深いキズが発生する場合には、上記測定に加え上下定盤の合致度を測定する必要があります。
その際にはショートタイプのストレートゲージを上定盤に当て、上定盤の値が下定盤の値と
対になっているか確認することで簡易的に合致度を調べることが可能です。
※プレスケールという圧力測定フィルムを使用し、上下盤の圧力分布を計測する方法もありますが、
定盤の水気を十分にとり、適切な荷重で作業を行う必要があります。
■当社ストレートゲージの特長
当社のストレートゲージはお客様ご使用の機械、工具に合わせて設計・製作!
→お使いの定盤サイズに合わせて製作致しますので、定盤形状をより正確に把握できます。
※定盤サイズに合っていないゲージをお使いの場合には正確に精度を把握できていない可能性
がありますので、是非当社のストレートゲージをお試しください。
固定砥粒定盤だけでなくラップ定盤やポリッシングパッドが貼られた定盤の測定にもご使用できます。
→完全オーダーメイドのため様々なサイズの両面ラップ盤、両面ポリッシュ盤はもちろんのこと、
片面ラップ盤、片面ポリッシュ盤などご使用頂けます。
測定箇所・測定位置はお客様の好みに合わせて、自由自在
→重点的に測定したい箇所に多数個設置、1箇所だけ計測したいなどお客様のご使用状況に合わせて
製作が可能です。
【定盤精度を制する者は加工を制す】と言っても過言ではありません。
ご興味をお持ち頂けましたら、今すぐ下記までお問い合わせください。