ワークの砂かけ面/梨地面って何!?
ワークはどのような状態で頂けますか?
砂かけ面でお渡しします。
って会話はよくあるのではないでしょうか?
プレス面に引き続き入荷するワークの状態確認は加工する為には必須です。
その面状態によって加工工具の選定や、加工条件、加工取り代が変わってきます。
砂かけ面/梨地面とは研削研磨の業界や、塗装する前段階で使われる用語となります。
身近なのは塗装の前の下処理でしょうか。
塗装の時に色を接着しやすくする為に表面を荒らして下処理をしますよね。
塗装では紙やすりやサンダーが多いかと思います(最近では荒らさずともミッチャクロンも使えますね!)
と…少し脱線しましたが、それの砂で表面を荒らすバージョンと思って頂けると分かりやすいかと思います。
後工程の為に、ワークの表面状態を砂かけ面/梨地面にします。
理由は様々あり、ワークの面精度向上の為であったり、厚みバラつきを整える為であったり、面粗度を細かく、潜傷ダメージを浅くする為だったり…と多岐に渡ります。
砂で削るので、砂かけ面。
表面状態は果物の梨の表面のようなザラつきがあるので梨地面とも言われます。
に、似てますかね…?
と、最後にもう一点。
後工程で何をするのかにもよりますが、砂かけ面の場合は下記の流れがおススメです!
ワークはどのような状態で頂けますか?
砂かけ面でお渡しします。
ありがとうございます。ちなみに何番ぐらいの粗さでしょうか…?
GCの240です。
これで材料にもよりますが、ざっくりとした面粗さ、次工程での取り代が判断できるようになります!
次回は梨地面と研削面の違いについてお伝えしたいと思います。