はい、こんにちわ(粗品風)
研削研磨ドットコムです。
本日は久々に!研磨に関係のない実体験を元に…、最終的には研磨に結び付けたいと思います!
ワタクシ電車で通勤しているんです。
ほんと毎日鬼のように混んでいます…(グリーン車両が有料化されて更に…)
そんなお話のヒトコマです。
ワタクシ電車で通勤しているんです。
…その日は風の強い日で、電車はいつもより一段と混んでいた。
人が入る隙間なんて空間はなく、まるでインドの電車の様だった。
「もう限界や…吐きそうや…潰れる…」
そう思いながら苦しみに耐えていると
そこにオジオジとオバオバが追い打ちで乗ってきた。
もう入る隙間なんてない中、オジオジはワイをグイグイ押して自分のスペースを作っている。
こ、これ以上は無理や…分かるけど諦めてくれ…
ワイも負けずに秘儀グイグイ押し返しを発動した。
これが世に言う「通勤戦争」である。
自分のパーソナルエリア(土地)を保守する為に皆必死なんや。
戦争の本質は土地の奪い合いである…「地面師たち」でそう言ってたから間違いない!
そう考えている間もグイグイは止まらない。
「こ、こいつ…どこまで押してくるつもりや…!」
ワイのイライラはMAXを迎えようとしていた…
「もし文句言われたらこっちだって言い返すカンナ!怒ったk」
今日は…遅刻しても大丈夫か?いや、あかん!遅刻する訳にはいかん。
何度も脳内でのシュミレーションを繰り返しつつ、ワイは戦闘態勢に入っていた。
でもふと気付いた。
ワイにグイグイ押してくるオジオジの向こうには、オバオバがいた。
あれ?
オジオジの前にはオバオバがいて、オバオバは必死にドア前でグイグイしてた。
…オジオジ、実は被害者?グイグイされてた?
…戦犯はオバオバ?グイグイしてたのはオバオバ!?
…オジオジ、実は被害者?
…オバオバがグイグイスタート戦犯!?
そう思った瞬間、ワイのメンタルは少し穏やかになった。
オジオジがグイグイしてた訳ではないんや、オジオジもグイグイされてたんや。
「人には人の事情がある、物事は片方の目線だけじゃわからないんや…」
ワイは悟りを開きつつあった。
ブッタになりかけた頃、電車は眠らない街・新宿駅に着いた。
ドアが開き、オバオバ、オジオジ、ワイが一斉に押し出された。
その時のワイは人間に戻って身構えた。
「さぁオジオジ、振り返って文句言うのか?知らなかったんだグイグイしてごめんね!」と身構えると
オジオジが急に猛ダッシュ!
え!?
ワイのオーラが溢れすぎてた!?と思った瞬間、オバオバの怒声が響く。
「待てコラァー!!!」
怒鳴り声と共にオバオバがオジオジを追いかけていった…。
一同啞然である。
……状況を察するに、どうもオジオジは痴漢だったらしい。
混乱するワイを横目に、二人はエスカレーターを爆走、トムジェリのように消えて行った…。
冷静になって車内に戻って考えるワイ。
あれ?ワイは痴漢に加担してた??
ワイのグイグイ押し返しは間接的な援護射撃になってたんか?
あのオバオバを!?いや、趣味趣向は人それぞれやけど…
そしてワイは学んだ。
物事は一面だけを見て判断しちゃいけないと。
これ、研磨も同じじゃないですか?
コアな考え方になりますが、削る方と削られる側の目線で考える事が大事。
工具のライフ(摩耗、摩滅)と硝材の研磨量双方の目線で考える。
工具が、例えば研磨パッドがこのような状態だから、硝材がこう削れる。
双方に関連性がある。
人間関係もそう、相手の事、その先の事を考える事で見え方、感じ方は大きく変わります。
一方の目線だけでなく、相手にも何かしらの事情がある。
研磨も人間関係も、片方だけじゃ見えません…。