2024年8月26日
ヌープ硬度(Knoop Hardness)は、材料の微小硬度を測定するための尺度です。
1939年にフレデリック・クヌープとN. S.グッドウィンによって開発されました。
ヌープ硬度試験は、特に硬くて脆い材料や薄膜、表面加工された層の硬度測定に適した尺度です。
~会話例
新人:先輩…モース硬度は前回理解したんですけど、ヌープ硬度との使い分けって何ですか?
先輩:そこ難しいよね、我々の業界ではモース硬度が一般的だしね。
先輩:まずモース硬度から考えよう、君の爪は硬度2.5だね。なので硬度2の石膏には傷をつける事が出来るけど、硬度3の方解石には傷をつけられない。モース硬度はこれを判断するものだよ。
新人:その例えめちゃくちゃ分かりやすいっす!
先輩:次にヌープ硬度、これはもっと精密なんだ。
先輩:例えばスマホのガラス…色んな強化ガラスが使わてるよね。この硬度を測るにはダイヤモンドの先端で微小な圧痕をつけるんだ。その圧痕の大きさを測る事で正確な硬度を導き出すんだよ。それがヌープ硬度。
新人:今日の先輩冴えてますね…モース硬度だと1ぐらいっすね!
先輩:どういう意味?
新人:頭が柔らかいって事っすよ!
先輩:…