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化学焼け 技術用語解説

化学焼けとは?

化学焼けとは、研削研磨の過程で素材に生じる「熱や化学反応による損傷」を指します。
これは、金属やその他の素材を研磨する際に、「使用される研磨材や研磨過程」が原因で起こります。

 

新人: 「先輩、この部品の表面、なんだか変ですね。こういう模様は何なんでしょう?」
先輩: 「ああ、これは化学焼けだね。研削や研磨の際に、材料が化学反応を起こしてしまったんだ。」
新人: 「化学焼けって何ですか?」
先輩: 「研磨の過程で発生する熱や化学物質が原因で、材料が損傷することを言うんだ。この不均一な着色がその証拠だね。」
新人: 「それは良くない事ですよね?どうやって防ぐんですか?」
先輩: 「まずは研磨材や方法を選ぶときに加工物の物性を調べる事。そして、適切な冷却をすることが大事だよ。研削研磨の際に発生する熱が高すぎると、こういう化学焼けが起こる事もあるんだ。」
新人: 「なるほど。じゃあ、この部品はどうすればいいんですか?」
先輩: 「納期はまだある?これは熱が原因なのか、研磨材との反応なのか調べる必要がある」
新人: 「原因が分かってないと同じ事を繰り返しますよね…」
先輩: 「その通り、大切なのはその経験から学ぶことだよ。」

※と…書いていて疑問に思ったのですが、上の画像の穴は一体…。腐食して穴が広がっている様に感じます。
ノーマル状態と比較してみますと

 
↑通常                     ↑化学焼け

穴…増えてますよね?
こちらに関しては別途テストで原因追及とします。
                      

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