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上定盤 技術用語解説

「上定盤」とは?
研削研磨での上定盤とは、2枚の定盤を擦り合わせる場合の上側の定盤、両面ラップ盤の上側、レンズ研磨機の上皿などを指す。

※定盤とは?

  1. 用途: 上定盤は、特に平面研削や精密な研磨作業において、ワークを正確に固定し、安定した基準面を提供するために使用されます。

  2. 材質: 多くの上定盤は高品質の鋳鉄や特殊鋼で作られており、表面は精密に研磨されています。また、耐摩耗性や熱変化に強い素材が選ばれることが多いです。

  3. 特徴: 上定盤は非常に平滑な表面を持ち、高い平面度と直角度を保証します。これにより、研削研磨作業での精度が大幅に向上します。

  4. 保守管理: 上定盤は、使用後には丁寧に清掃する必要があり、長期間の精度を維持するために定期的なメンテナンスが必要です。また、直射日光や湿気などの環境変化から保護することも重要です。

会話例~


後輩(新人技術者):「先輩、この部品の研磨加工を始めていいですか?」

先輩(経験豊かな技術者):「お、そろそろやろうか。定盤の形状は確認した?定盤をワークに写すのが研磨の基本だからね。」

後輩:「なるほど、その目線ですね。形状がフラットじゃなかったらどうすればいいですか?」

先輩:「ワークのサイズにもよるけど、基本はフラットが良いよね。フラットじゃなかったらこの修正キャリアを使ってフラットにすると良いよ」

後輩:「わかりました!これを入れるだけでフラットになるんですか?」

先輩:「条件を変えるだけでフラットになるよ。定盤が凸なのか、凹なのかによって条件を変えるんだ」

後輩:「わかりました!ではまずストレートゲージで形状を測定します!」

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