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粗ラッピング

粗ラッピングは、このラッピング工程の初期段階で行われる研磨作業を指し、目的は大きな突起や凹凸を平滑化し、次の工程に備えることです。

  1. 用途: 精密部品や光学部品の初期研磨、表面の大まかな平滑化。

  2. 材料: 研磨に使用されるラッピング材料は、アルミナ、シリコンカーバイド、ダイヤモンド粉末などの研磨剤を含むことが一般的です。

  3. 注意点: 粗ラッピング後は、中ラッピングや仕上げラッピングというより精密な研磨工程が続くので、工程間での洗浄や研磨剤の選定が重要です。

     

     

    ~会話例~

    先輩職人(研磨のベテラン、厳しくも親切):「新人君、次のタスクはこの部品の粗ラッピングだ。準備はいいかい?」

    新人(やる気満々だがまだ経験が浅い):「はい、先輩!でも、正直、まだ粗ラッピングのコツが掴めていないんです…」

    先輩職人:「大丈夫だ。初めは誰でもそうだ。大事なのは、この部品の表面を均一に磨くこと。力の入れ過ぎには注意して、アルミナベースの材料を使ってゆっくりと磨いていくんだ。」

    新人:「均一に磨く…了解しました!力加減が難しいですが、先輩のアドバイスを思い出しながら挑戦します!」

    先輩職人:「それでいい。そして、粗ラッピング後は必ずきれいに洗浄するんだ。砥粒が残ると、次の工程でトラブルの原因になるからね。」

    新人:「洗浄も忘れずに。先輩のようにいつかは上手にできるようになりたいです!」

    先輩職人:「一日一日コツコツと経験を積んでいけば、必ず上達する。焦らず、着実にやっていこう。」

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