■マタギ歯厚ってなに?
新規キャリアを図面通りに作成したものの、機械に入らない!!!って事はありませんか?
私は多々経験しております(どうも大型機、かつキャリアの厚みが厚い時に多いような…)
お客様の機械に合わせてキャリアを作成する際には、現在使用しているキャリアの情報(モジュール、圧力角、PCDなど)を確認し作成を行いますが、それでも実際にキャリアを製作してお渡しすると、お客様の機械にうまく入らない。
いやいや図面通りに、もしくは原寸通りに作ってるのなんで…。
その原因を追究する中で、原因の1つに今回お話する「マタギ歯厚」がありました。
それまでマタギ歯厚という言葉を聞いたことがなく、そもそもどういう規格なのか調べてみました。
A歯先円 Bピッチ円 C歯底円 Dピッチ点
どうやら歯厚とはEの値で、「ピッチ円(PCD)上での1個の歯の厚みの」ようで、複数枚の歯を歯厚マイクロメーターなどの測定子で挟み、その長さを測定し、挟んだ歯の枚数を「またぎ歯数」と言い以下のような表記となります。
↓↓↓
まず「歯厚」とはEの値で、「ピッチ円(PCD)上での1個の歯の厚み」のことを指します。
マタギ歯厚とは、複数枚の歯を歯厚マイクロメーターなどの測定子で挟み、測定した長さのことで、挟んだ歯の枚数を「またぎ歯数」といい、以下のような表記となります。
↑↑↑
・マタギ歯厚 68.29(公差-0.1/-0.3)/11枚
これは11枚の歯を挟んで計測した値が68.29ということになります。
今回のマタギ歯厚のようにまだ知らない必要な仕様があるかもしれませんが、お客様の機械にぴたりと合うキャリアが製作できるようできる限り勉強していきたいと思います。